中古ビニールハウスを解体!DIY再利用への挑戦【解体編】

中古ビニールハウスの解体に挑戦するDIYブログのアイキャッチ画像 ハウス

新品のハウス?いや、そんな余裕ないって…

農業初心者の私が、はじめてハウスを建てようとしたとき。
「新品っていくらくらいするんだろう?」と思って、友人に何気なく聞いてみた。

返ってきたのは一言。

「3桁(万円)は覚悟しとけ」

はい、終了〜。完全に心折れかけた。

諦めかけたとき、近所のおじさんが救世主に。

もうどうしようかな…と思っていたタイミングで、奇跡が起きる。

「うちのハウス、解体できるならあげるよ」

ビニールハウスを譲ってくれた近所のおじさんのイラスト
救世主となった近所のおじさん

そう言ってくれたのは、近所で長年ぶどうを育てていたおじさん。
年齢的にもう栽培が難しくなったから、手放す予定だったらしい。

しかも、なんと無償で!
感謝しかない。

解体現場の状態は?草ジャングル+ツル地獄

徒歩10分、そこに眠る宝物。

譲ってもらったハウスは、自分の圃場から徒歩10分。
状態は…意外といい!
大きな破損はなく、サイズも全長約40mで充分に足りる。

でも、シャインマスカットのツルが…

草やツルが生い茂った中古のビニールハウス内部
完全にジャングル化したハウス。ここからが本番だった。

問題はこれ。
中の木がツルを巻きつけまくってて、完全にジャングル。
これは草刈りだけじゃ済まない予感。

道具?知識?ゼロからのスタートでした。

除草剤&伐採からスタート
まずは除草剤を散布、からまるツルを伐採。
この時点でけっこう体力削られた。

道具は友人頼り
・パイプカッター

・支柱抜き

全部、友人経由で借りてスタート。
もう、最初は「なにをどうすればいいのか」全くわからなかった。

地味だけど鬼しんどい作業ベスト3

アーチの頂点パイプ抜き
脚立に登って、アーチを両手で引っ張るがなかなか抜けない。

試行錯誤していると上下に揺らしながら力を入れれば引っこ抜けることに気づいた。

おっしゃー!この調子じゃー!と息巻くも30分も経たずに

「腕プルプル、背中バッキバキ。」
完全に筋トレ。何回か心折れそうになった。

筋肉トレーニングを行う様子

支柱抜き(約160本)

これもなかなかの地獄。
サビで固着して抜けない。
もちろん抜き太郎なんて持ってないから、腰を入れて体で支柱を揺らしながら引っこ抜く
下半身も背筋もガタガタになった。

螺旋杭抜き

「螺旋なら回せば抜けるでしょ?」
→ 甘い!全然動かん!
これもまた、パイプでぐいぐい回してなんとか抜いた。

そしてトラブル。長さが…バラバラ問題

支柱を抜いたら、想像以上にサビで使えない部分だらけ。
そこで、パイプカッターでサビ部分だけカット。

…って、寸法測らずにカットしてた。

結果、全部長さバラバラ。
→ この影響は、組み立て編で地味に響くことに(笑)

作業日数と人員

・人数:自分+友人の2人

・日数:空いた時間でコツコツ → 約2週間かかった

これから解体する人へ、リアルなアドバイス

・夏はやめとけ!
 暑さ・草・虫、ぜんぶ最悪。

・道具はなるべく借りる or 買う!
 抜き太郎やインパクトがあれば、天国。

・筋トレが好きなら、人力でもOK(笑)
 コスト優先なら…まあ、やれなくはない。

この記事のまとめ

  • 新品のハウスは高すぎて手が出なかったけど→ 近所の方から中古を譲っていただき、ゼロから解体スタート!
  • 解体作業は想像以上に大変だった… → 頂点パイプ・支柱・螺旋杭など、筋トレレベルの重労働
  • 支柱のサビ・長さバラバラ問題にも直面 → 寸法測らずにカットした結果、組み立て時にちょっと苦戦
  • でも、やってよかった→ コストを抑えながら、現場感覚も身についた貴重な経験に

次回予告:

「これ、ほんとに建つのか…?」
バラバラのアーチパイプと格闘しながら、
DIYで組み立てたビニールハウスの全貌をお届けします!

【第2回】バラバラのアーチで再建!ハウス組み立て編(近日公開)

こんな人に届いてほしい!

  • 中古ハウスを活用してコストを抑えたい人
  • ハウスDIYに挑戦してみたいけど、踏み出せない人
  • 「農業=工夫と根性」ってことをリアルに感じたい人

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