ビニールハウスDIY パイプの立て方・繋ぎ方・沈下対策まで完全解説

こんにちは。えーそんです!

近所のおじさんからビニールハウス一式を譲ってもらえたので、ビニールハウスのDIYに挑戦しました。

「ビニールハウスを自分で建てるなんて、素人には無理じゃなか?」最初はそう思っていました

結果として、まったくの初心者だった私でもちゃんと作れました。

この記事では、

  • 支柱の立て方や水平の取り方
  • アーチパイプの繋ぎ方
  • 沈下を防ぐコツや補強の工夫

作業する際に役立つ具体的なノウハウを、分かりやすく解説します。

「家庭菜園をもっと本格的に楽しみたい」

「コストを抑えて、DIYでハウスを建てたい」

そんな方に向けた、初心者〜中級者向けの実践ガイドです。

少しでも参考になれば嬉しいです。

目次

無駄な費用を抑えるために、設計図を作ろう

余分なコストを抑えるには、事前の“ざっくり設計図”が欠かせません

どこに何を、どれくらい使うのか――先に考えておくことで、買いすぎ・買い忘れといったムダを減らせます。

えーそん

予算を組む時にも設計図を使いましょう

設計図があると、作業がスムーズ&ムダなし!

設計図を描くことで、頭の中が整理されスムーズに作業が進行します。

資材を買いに行っても

「これって何本必要だったっけ?」

「あれが足りなかった…」

と迷うことがなくなりますし、と再びホームセンターへUターン、なんてことも防げます。

つまり、お金と時間、どちらも節約できるんです。

えーそん

設計図を書いてなくて、1日に3回もコメリに行った日もありました…

ざっくりでOK!設計図は『目安』でいい

「設計図なんて描けないよ…」と不安に思うかもしれませんが、本格的な図面は必要ありません。

メモ書き感覚で大丈夫です

実際に私が書いていたものです。かなり雑です(笑)

ざっくり書いた設計図

あくまで目安として、自分が分かればOKです。これだけでも、作業の段取りがぐんと楽になりますよ。

支柱の立て方 3つのステップで立てよう

支柱を立てるには3つのステップがあります

3つのステップは

  • 水糸と水平器でまっすぐ測る
  • あらかじめ穴を掘って準備
  • 支柱を打ち込む

これらです。それぞれ解説します。

❶水糸と水平器でまっすぐ測る

支柱を打ち込む位置を決めるために、あらかじめ測定しておきましょう。

水糸と水平器を使い、直角に水平に測定しましょう。

詳しくはこちらの記事で解説していますので合わせてどうぞ。

❷あらかじめ穴を掘って準備

支柱を打ち込む前に事前に穴を掘っておきましょう。

設計図と水糸で決めた支柱の位置に沿って以下のような道具を使うといいです。

深さおおよそ30cm〜50cmが目安です。深さは条件によって変わります。

私の土地では土がやわらかく、深さ80cm付近で急に固くなる土地でした。

なのでパイプを80cm打ち込みました。

えーそん

深さは目安です。不安なら業者の方に尋ねてみましょう

❸支柱を打ち込む

いよいよ支柱を打ち込んでいきます。

使うのは19.1mmのパイプ(支柱用)とハンマー

直接パイプを叩くと変形してしまうので、何か当てるものをかませた方が安心です。

「打ち込み座金」という専用の物もありますが私は板の廃材を利用しました。

打ち込みは傾いたまま力任せに叩くと、途中で曲がってしまうこともあります。

最初の数打は軽く叩きながら、角度を確認して微調整しましょう。

打ち込む深さはあらかじめ決めた目安まででOK。

私は水糸に合わせて、地上からの高さが揃うように気をつけました。

アーチパイプの繋ぎ方 一人作業と複数人作業の違いとは?

立てた支柱にアーチパイプを差し込んでいきます。

この作業は一人でも可能ですが、複数人で行う方が圧倒的に効率的です

特に、脚立の昇り降りが減るので作業時間が大きく短縮できます。

ここではそれぞれの作業手順を紹介します。

一人作業なら 両端の支柱にアーチを挿してから、頂点を繋ぐ

  • 両側の支柱にアーチパイプを差し込む
  • 脚立に乗りアーチ頂点を繋ぐ
  • 水糸に合わせて高さを微調整する
  • 支柱とアーチをジョイント(ビス止めor圧着工具)

複数人なら 先にアーチの頂点を繋ぎ、支柱に差し込む

  • アーチパイプを先に繋いでおく
  • 二人で持ち上げ、左右の支柱に同時に差し込む
  • 水糸に合わせて高さを微調整する
  • 支柱とアーチをジョイントする。(ビス止めor圧着工具
えーそん

私も一人でやりましたが、想像より大変でした

脚立の登り降りって転落でケガする要因にもなるので奥行きの長いハウスを作るなら、複数人で行おう!

横パイプを入れて補強しよう

横パイプを通すことで、アーチパイプの歪みがなくなり、全体のバランスが安定します。


結果として、ビニールハウスの強度がぐっと増します。

横パイプは頂点、肩に通すと効果的

写真の①と②が、それぞれ「頂点」「肩」と呼ばれる部分です。

横パイプはこの3ヶ所に通すと、特に効果的です。

取り付けには「フックバンド」を使います。

ホームセンターなどで手軽に購入できます。

沈下止めパイプの設置方法と役割

沈下止めパイプの設置法

設置方法は主に2通りあります

① 地中に差し込む方式
 支柱の下の地面を掘り、沈下止め用パイプ支柱に固定させてまた埋めます。

ビニールハウスの沈下止めパイプの固定方法を解説したイラスト

② 地面のすぐ上で補強する方式
 地面すれすれに横向きのパイプを渡し、支柱同士をつなぐようにして補強。

沈下防止用パイプを複数の支柱に固定した構造のイラスト

沈下止めパイプで地面に抵抗する

沈下止めパイプを設置する理由は

  • 雨などでハウスが地中にめり込むのを防ぐ
  • 支柱が一体となり剛性が増す

特に再利用パイプや柔らかい地盤の場合は、沈下対策が必須です。

まとめ DIYでもビニールハウスは作れる

ビニールハウスのDIYは、最初こそ不安かもしれませんが、設計図を用意してパイプを順に立てていけば、初心者でもしっかり建てられます。

今回紹介した内容をもう一度振り返ると

  • 設計図を描いて、ムダなく資材を揃える
  • 支柱はまっすぐ立てることが基本
  • アーチパイプの繋ぎ方は一人と複数人で違う
  • 横パイプで歪みをなくし、強度アップ
  • 沈下止めパイプで長期間安定した構造に

これらのポイントを意識するだけで、仕上がりが格段に変わります。

初めてでも「自分でここまでできた!」という達成感が味わえるはず。

ぜひあなたも、DIYで理想のビニールハウスづくりに挑戦してみてください。

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