【第1回】ハウス建設、まずは測定から!素人でもまっすぐ立てられた理由

初心者がビニールハウス建設の第一歩として、グランドメジャーと水糸を使って測量している様子

……とは思ったけど、どこから手をつけていいのか分からん!

そんなところから始まった、私のハウスDIY。

最初にやったのは、アーチを立てる位置を決める「測量」作業。
見た目ではまっすぐでも、位置がズレてるとあとから全部に響くってやつです。

目次

支柱は60本以上!?最初の一歩は“線を引くこと”

私が建てたハウスは、間口4.5m × 奥行き30m。
支柱の間隔は0.5mなので、単純計算で60本以上のアーチを立てることになります。

今だから言えますが、
初めてのくせにこの長さはちょっと無謀だったかも(笑)

でもやるしかない。
で、一番大事なのが「どこに立てるか」の測定作業。

ちゃんと測らずに建てると、絶対あとで

「え?曲がってるやん…」

ってなる未来が見えたので、慎重に進めることに。

30mの寸法を取るので、普通のメジャーでなくグラウンドメジャーを用意しました。

学生時代よく使ってました(笑)

100メートル対応のグランドメジャーを使ったビニールハウス測量風景
測量には100m対応のグランドメジャーを使用。広い圃場でもスムーズに寸法確認できる便利な道具。

とはいえ、レーザー測量器なんて持ってない。
安く済ませたい。でも精度はほしい…そんな中で調べまくってたどり着いたのが――

まずは四隅に杭を打つ|YouTubeが先生でした

最初に試したのは、「3:4:5の法則」という直角の出し方。
数学が苦手な人でも安心。こちらの動画を参考にしたところきれいにできました。

3:4:5の法則で直角を出す方法
三角形の辺が3:4:5のとき、直角ができる。
つまり3m・4mを測って、対角線が5mならOK!ってやつ。

3:4:5の法則を使ってビニールハウスの測量で直角を出す図解。3m・4m・5mの三角形と四隅の杭、水糸の配置が視覚的に説明されている。
3:4:5の法則を使った直角の出し方。3m・4m・5mの三角形を作ることで、ビニールハウスの基礎を正確に測量できます。

実際には「4m90cm」だったので、ちょっとズレてた。
でもそれを元に修正したら、かなりキレイに直角が出せました。

水糸ってこんなに便利なん!?張り方にもコツがあった

測量といえば水糸。よく工事現場でピンと張ってある、あの黄色いやつですね。
「糸を張って作業するといいよ」とアドバイスをもらって、事前に準備してました。

ただ…これ、最初は正直ナメてました。

「ただ張ればいいんでしょ?」って思ってたら大間違い。

  • ピンと張るの難しい
  • たるみを防ぐの難しい
  • 真っすぐに張るのも意外と難しい!

三重苦か?ってくらい、全部にコツがいる(笑)

水糸の使い方/張り方
張り方も結び方も解説付きで超わかりやすい。
初心者でもすぐ実践できる内容で、めちゃくちゃ助かりました!

ちなみに、最初は伸縮しない水糸を使っていたんですが、
途中で伸縮タイプの水糸に変えたらめっちゃ快適でした。

絶対に伸縮タイプがおすすめです。扱いやすさが段違い!

ビニールハウスの測量に使用したピンク色の伸縮タイプの水糸
ビニールハウスの基礎測量に使った、視認性の高いピンクの水糸。伸縮タイプで張りやすくおすすめ。

そして、水糸をピンと張るために打ち込んだのが杭×6本。
四隅に4本、さらに15mの中間点に2本追加して、たるみ防止!

中古ビニールハウスの解体時に出たパイプを再利用した杭部材
ハウス解体時に出たパイプを測量杭として再利用。コスト削減とDIY精神の象徴。

しかもこの杭、ハウス解体のときに出たパイプの残骸を再利用しました。

寸法をとるだけなので、わざわざ新品を使わなくてもOK。
竹やイボ竹パイプなど、家にあるもので代用できます。

コストをかけず、あるもので工夫。

地味だけど大事な測定作業が無事終了!

水糸を張り終えたら、最後にもう一度グランドメジャーで寸法確認。

おっ…見事に取れてる!!
ズレなし。直角もバッチリ。
このときの小さな達成感、たぶん一生忘れません(笑)


次回は…「支柱を打ち込む」地面との戦い編!

測定でバッチリ寸法を出したあとは、いよいよ“本体工事”の始まりです。
地面にパイプを打ち込む作業は、見た目よりもはるかに重労働で、体力と根気との戦いでした。

どんな道具を使ったか?どうやって高さを調整したのか?
次回は、そんな「支柱打ち込み編」をリアルにお届けします!

水糸でバッチリ測ったラインに、いよいよパイプを打ち込んでいきます。
サビ・硬い地面・体力勝負の連続だった支柱作業。お楽しみに!

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